東京風呂日和


Vol10.根津エリア「六龍鉱泉(2)」

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昭和6年発行・『東京市』の温泉証明書。

六龍鉱泉のお湯は、茶褐色で歴とした温泉である。


脱衣所に年季の入った温泉証明書が掲げられていたので、ふむふむと何気なく読んでみると、「東京市衛生研究所」の文字が。

東京市?都内にそんな市、あったっけ?
女将さんに聞いてみると、この証明書は昭和6年のもので、昭和ヒト桁時代、まだ東京都は「東京市」だったという。

つまり70年以上前の証明書ということだ。


70年前にしてはきれいに保存されており、効能書きも筆書きで添えられている。


このようなレトロな証明書が、きちんと管理されていることに感動すら覚えてしまい、お湯の熱さも効能のひとつだと、あわててもう一度湯船に浸かったりする。


……ソノ気になりやすい性格である。


銭湯然とした佇まいに、文句なし!

お湯の熱さ・効能もさることながら、六龍鉱泉の佇まいは、文句のつけようがないほど「銭湯然」としている。


そのポイントとして箇条書きでざっと書き連ねてみた。


<六龍鉱泉のポイント>
● 外観 ● 浴室 ● 脱衣所 まさにイメージを裏切らない、『ザ★銭湯』なのである。


六龍鉱泉:東京都台東区池之端3-4-20
TEL:03-3821-3826
地下鉄千代田線根津駅より徒歩7分。


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