東京風呂日和


Vol.1 佃・月島エリア「旭湯(3)」

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通り沿いの小さな路地。

頭から湯気がでるくらいポカポカになって銭湯を出ると、まだ明るい。

気持ちよく風に吹かれながら、少し佃・月島周辺をブラブラしてみることにした。


通称“もんじゃ通り”と呼ばれる西仲町商店街では、噂に違わずところ狭しともんじゃ屋がひしめいている。

が、それよりも気にかかったのが、通り沿いの小さな路地。

ちょっと覗くと、洗濯物がブラ下がり、家の前にはたくさんの植木がずいっと迫り出し、重なり合うように自転車が置かれ、路地が“庭”として存在している。

この周辺は住宅が密集して建ち並んでいるため、こういう風景が作り出されているのだろう。


もんじゃ通りを月島の“表の顔”とするならば、路地は“裏の顔”である。

しかし、生活感いっぱいに溢れる“裏の顔”の方が、正直に月島を語ってくれているような気がした。

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