◆東京風呂日和◆
Vol.1 佃・月島エリア「旭湯(3)」
■通り沿いの小さな路地。
頭から湯気がでるくらいポカポカになって銭湯を出ると、まだ明るい。
気持ちよく風に吹かれながら、少し佃・月島周辺をブラブラしてみることにした。
通称“もんじゃ通り”と呼ばれる西仲町商店街では、噂に違わずところ狭しともんじゃ屋がひしめいている。
が、それよりも気にかかったのが、通り沿いの小さな路地。
ちょっと覗くと、洗濯物がブラ下がり、家の前にはたくさんの植木がずいっと迫り出し、重なり合うように自転車が置かれ、路地が“庭”として存在している。
この周辺は住宅が密集して建ち並んでいるため、こういう風景が作り出されているのだろう。
もんじゃ通りを月島の“表の顔”とするならば、路地は“裏の顔”である。
しかし、生活感いっぱいに溢れる“裏の顔”の方が、正直に月島を語ってくれているような気がした。
>1 >2 >3 >4
>>東京風呂日和トップ
湯の国Webトップ(mobile)
湯の国Webトップ(PC)
(c)Yunokuni Web