◆東京風呂日和◆
Vol13.杉並エリア「天狗湯(2)」
■レトロな天狗湯コレクション!
古き良き銭湯ムードを満喫できる、ちょっぴりレトロな「天狗湯コレクション」を、ご紹介してみましょう!
掃除の行き届いた、タイル張りの浴室は何とも心地よく、鯛やヒラメがスイスイ泳ぐ「タイル絵」も楽しげ。
やっぱ、ここって竜宮城みたいだと再認識。
女性側脱衣所には、「お釜型ドライヤー」が据えられ、その隣には、レトロなマッサージ椅子も完備。
男性側脱衣所の片隅には、「ぶらさがり健康器」がさりげなく置かれ、「花柄のカーテン」が、なぜか郷愁をあおるのだった。
定番といえる「ケロリンの風呂桶」は、銭湯の流し場で使われることで、その存在感が光るアイテム。
古びた「体重計」は、アンティークだね〜。
■かゆいところに手が届く、サービス満載!
天狗湯では、古き良き銭湯の雰囲気そのままに、かゆいところに手が届くサービスも満載!
3代目の澤 成一さんと、奥さまもガンバッテます。
目玉は「てぶらセット」。
入浴代(400円)・石鹸・シャンプー・リンスが付いていて、清潔なバスタオル・タオル・ナイロンタオルも一緒に貸し出してくれる。
全て込みこみで500円。
ホントにお得でラクチンなセット。
また、日曜は高麗人参配合の宝寿湯、木・土曜は、お楽しみ風呂。
さらに、女性専用のスティームバスでは、月・火曜に、アロマテラピーを取り入れている。
締めは、ミクロバイブラバス(超音波風呂)でマッサージ。
バブルのはじける瞬間に超音波が発生するそうで、やさしく疲れた身体をほぐしてくれるジャグジー的存在だ。
地下160mから湧き出る地下水を使用した湯質は、限りなくやわらかく、ポカポカと身体を暖めてくれる。
自宅の浴室では味わえない開放感と、フラリと立ち寄れるでっかい湯船では、ちょっとした温泉気分が味わえる。
そんな手軽さがウケてか、正月は満員だったそうだ。
癒しを求めてやってくる若者たちも増えているというのも、うなづける。
たった400円の入浴料金で極楽へトリップできるなんて、最高の贅沢だろう。
天狗湯:東京都杉並区西荻南1-21-4
TEL.03-3333-9461
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