お風呂五十年史


其の三「昭和40年代お風呂の近代化の時代(1)」

昭和三十九年の東京オリンピックを契機として、四十八年のオイルショックまで、日本の経済は毎年ふたケタの成長を遂げる勢いでした。

家電品がひと通り普及したあと、人々は、次の三種の神器としてカー、クーラー、カラーテレビの三Cを求めるようになりました。


 また、「マイホーム」という言葉が生まれ、自前の住宅を持つことが目標となり、東京郊外に多くの住宅地が生まれ、ドーナツ化現象が起こりました。


 持続的なインフレと地下の上昇で一戸建てを取得することが難しくなった人々は、分譲マンションに目を向け始め、マンションブームが起こりました。



住宅の間取りは、四十二年に公団が三LDKの間取りを採用したのをきっかけに「LDK」が流行しました。

テレビドラマや映画、メーカーのコマーシャルなどの影響で、リビング中心の洋風生活は、人々の間ですんなりと受け入れられていきました。


 四十八年のオイルショックは、高度成長経済のもと、大量消費に慣れきっていた人々の生活に警鐘を鳴らしました。

以降、省エネルギー、環境保全を考えた商品の生産が考えられるようになりました。

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