◆湯煙コラム◆
■松田まどか(まつだ まどか)
「浸かって使って、お風呂のお湯で身近にエコ活動!」
松田まどか(まつだ まどか) profile
1987年7月16日生まれ。岐阜県出身。小学6年の時に映画『NAGISA』のオーディションで主役の座を射止める。2000年度キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞と報知映画賞最優秀新人賞受賞。部活でのバリトンサックス担当経験を活かし「スウィングガールズ」「Beat Kids」など映画、「夜のピクニック」、「グミ・チョコレート・パイン」ほか話題作に出演。また、「花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス」「熱血!平成教育学院」などテレビや、蜷川幸雄演出「ガラスの仮面」など舞台にも意欲的に出演。2010年にeco検定(環境社会検定試験)合格。エコ・アイドルユニット「えこエコ」としても多方面で活躍中。
オフィシャルブログ「まどかめら。」
エコ・アイドルユニット「えこエコ」がモビバンマスター1号として登場するムック本「3つの輪で お腹ぺったんこ、脚すっきり モビバン・ダイエット(モビバン+DVD付き)」(光文社)好評発売中
子供のころから、飾らず自然体でいられる暮らしが好きです。都会は便利だけれど、環境保護という観点からは気になるところも多いですよね。そんな毎日を少しでもエコに貢献できたらと、2010年に環境社会検定試験「eco検定」を受けました。試験会場には、エコに個人的に取り組もうとする方だけでなく、企業単位で意識を高めて環境保護を考えるところも多いのか、ス-ツ姿の年輩男性もたくさん来ていて驚きました。
試験問題にはゴミの分別など一般的に知られるものだけでなく、環境関連の法整備の歴史など専門的な内容も含まれていて、当日までかなり勉強をしました。eco検定へ取り組んだのをきっかけに、生活のさまざまな場面でエコを心がけるようになりました。たとえばお風呂の残り湯についても、洗濯物に使ったり観葉植物やベランダ菜園に撒いたりと再利用しています。今わが家のベランダでは、そのようにして育てたオクラ、ミニトマト、バジル、キュウリが成長中。これから夏に向けて、育てた野菜たちの収穫を楽しみにしているところです。
私は体を動かすのが大好きなので、疲れをとるためにも、バスタブに毎日お湯をはって入ります。フットサルなどのスポ-ツで汗をかくのも楽しいし、自転車に乗るのも好きです。最近は移動手段のほとんどを自転車にしていて、オフの日に都内から湘南まで走ったこともあるんですよ。なので、よほど忙しくない限り、自宅にいれば夜1時間はバスルームにいます。
以前は車や地下鉄での移動時間が読書タイムだったのですが、自転車に替わった現在ではお風呂が唯一ゆっくり読書できる場所。友だちにプレゼントされた「バス用ブックスタンド」がとても役にたっていて、これを使って雑誌から単行本、文庫本、ときには台本まで読んでいますよ。
さらに地方ロケなどでは、家にいるとき以上にお風呂のことが気になります。出演者はほとんどの時間を拘束されていますから、自由時間の楽しみといえば食事とお風呂だからです。でも美容のことを考えるとあまり食べてばかりもいられないので、お風呂への思い入れもいっそう強くなるわけです。
そこで事前にその土地にどんな温泉や銭湯があるのか、ネットで検索しておくのは欠かせません。今でも覚えているのは、「花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス」の収録中、ホテルの隣が、なんと岩盤浴を備えた温泉施設だったこと。でもそこは入館が午後10時までと決まっていたので、キャストもスタッフもとにかくそれまでに収録を終わらせたい!と、いつも以上に撮影をがんばりました(笑)。
そうやってみんなでワイワイと行くスーパー銭湯など大きなお風呂もいいですが、小ぢんまりした銭湯にもよく出かけます。ここでは年齢も仕事も関係なく、知らないおばあさんや小さなお子さんまで気軽に会話が弾むんですよね。心も体もゆるむというか、本当に不思議な空間です。一人でもつい銭湯へ足が向いてしまうのは、小さいころ実家のおばあちゃんと行った銭湯が楽しかった経験を、体が覚えているからなのかもしれません。お風呂上りに飲んだ、地元の牛乳で割ったオレンジやパインフレーバーの甘い乳飲料の味も、私にとって特別な懐かしい記憶です。
お風呂があれば優しい気持ちになれるので、どんな時でもお仕事をがんばれるよう後押ししてくれるような気がします。今後は海外のお仕事にもチャレンジして、本場のスパで新しいお風呂の思い出を増やしてみたいですね。
文/松田まどか(まつだ まどか)
>>湯煙コラム トップ
湯の国Webトップ(mobile)
湯の国Webトップ(PC)
(c)Yunokuni Web