湯煙コラム


■真壁京子
「一日のシメは必ずお風呂」


真壁京子

今年の2月14日で、バレエを始めて5周年となりました。

バレエの上達もさることながら、ガラッと変わったのはお風呂の入り方です。


それまでは、いわゆる若者風のシャワーで済ましていたバスタイム。

温泉に行ったりしても、熱さに耐えきれずカラスの行水になっていましたっけ・・。

自宅のお風呂もツラくてツラくて、湯船に5分入ってるのが精一杯でした。


でも、バレエで2〜3時間体を思いっきり使った後は、体全体がコリコリになっています。

これをほぐしてくれるのは、何よりお風呂にゆっくりと浸かること。

でも、5分くらいの入浴では、疲れは取れないんですよ・・・。


そこで、よく言われてる「ぬるめのお湯」に挑戦してみました。

でもツライ。

だんだんのぼせてきてしまうのです。

そこで思いついたのが、防水機能のついたポータブルTVを買って、なるべく長時間入浴に持って行く方法。

昔から、大のテレビ好きなもんで・・。


すると不思議なことに、1時間くらいは余裕で入れるようになったんです。

今ではTVを見ながらお風呂につかることは、私の生活にはなくてはならないもの。

1日のシメでもあります。

ちなみに、お風呂につかりながら見る番組は、バラエティーであったりドラマ、ニュースが多いですね。


入浴と同時に欠かせないのが、体へのマッサージですね。

湯船に浸かって体が柔らかくなってから、足裏から上へ向かってよくマッサージします。

バレエで酷使した脚の付け根の部分、リンパが通ってる所は特に念入りに!これで1日の疲れはスッキリとれちゃいます!


入浴&マッサージをする、しないで明らかに違いが出ます。

例えば飲んで帰ってきて、お風呂に入る気力もなく眠ってしまった翌朝は・・ホントに体がギシギシになってますから! 1日のシメに入浴できなかった時は、思い切って朝っぱらから湯船に浸かるんです。

そうすると、前日のお酒も抜けるし、自然と体もほぐれていくんですよ。

今の私には、お風呂とポータブルTV、マッサージはなくてはならならぬ3種の神器であります。


シャワーから、お風呂生活に切り替わった時のこと。

東京ガスさんと水道局の方から「ガス量&水道量が急に増えましたが、何かあったんですか?」と聞かれました。

アッチャー!地球温暖化の防止のためにも、シャワーより入浴の方が効率が良いとされているのに、おかしいな・・・。


分かった!バスタブにお湯をためながらTV(ポータブルじゃなくてリビングの)に夢中になっているうちに、ザザッと溢れて流れてた・・ってことが何度もありましたっけ・・。

ちゃんとお湯を止めた場合も、なんやかんやしているうちに何度も湯沸かしをされていて・・・。

あぁ、もったいない!


みなさん、地球温暖化のためにも、計画的なお風呂の準備を。

お湯を入れたら止めにいくのを忘れずに!お湯がたまり次第、すぐに入りましょうね。

(文:真壁京子)

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