湯煙コラム


■田村翔子
「毎晩、2回入浴するワケ」


田村翔子

以前、妹がタイに住んでいたので、当時、年に1回程度はタイに長期滞在して、アジアンテイストの雑貨を見て回ったり、オーダーメイドでお洋服を作ったり、リゾートスパへいってのんびり過ごしていました。

リゾートスパはバンコクやプーケットを中心に、地元のマッサージやホテルのスパなど、いろいろ体験しました。

基本コースとしては、だいたいハーブサウナとオイルマッサージのコース。

所要時間は2時間半くらいで、マッサージだけならば1時間くらいかな。

値段はローカルなお店は安いけれど、バニアンツリーなどの有名どころは、やはりそれなりの価格になります。

施設やサービスによって値段はピンキリだけれど、どちらも違った良さがあると思いますよ。

もともとお風呂好きなうえ、唯一ひとりになれる空間なので、お風呂は私にとって大切な時間。


だから、私のお風呂スタイルはちょっと変則的なんです。

まず6歳になる娘と一緒にお風呂に入ります。

で、「幼稚園はどう?」なんて会話をしながら体を洗ってあげて、さっと上がります。

その後、娘を寝かしつけてからもう一度ゆっくりとお風呂に入ります。


子どもとお風呂に入ると、どうしてもあわただしくなってしまうので。

バスタイムの過ごし方は、髪にオイルをぬって頭皮をマッサージして、蒸しタオルですっぽりと頭をくるみ、フェイスパックもして、万全の体制で(?)湯船に入ります。

湯気があると、成分がお肌に浸透しやすいので効果的なんです。

入浴法は冷え性なので半身浴が基本。

半身浴をしながら本を読み、汗をかくという感じで、バスタイムはだいたい1時間半程度。

リゾートスパを少ししているイメージですね。


お気に入りのバスコスメは、ハーブを医学的なレシピで化粧品化した、インド医学認定化粧品「シャナーズフセイン」のヘアパック、フェイスパックは、「LAMENTE(ラメンテ)」のシート型のものと、アロマテラピストがつくったオーストラリアのハーバルコスメブランド「Perfect Potion(パーフェクトポーション)」のジェル系のパックを、その日の気分によって使い分けています。


食事も自然派のものが好きで、食生活は和食中心のマクロビューティック的なスタイルを取り入れ、不足しがちな栄養分はサプリメントで補っています。

食生活を改善したきっかけは、6歳になる娘の中耳炎がひどかったので、できるだけ体によいものをと始めたのですが、半年も経たないうちに、娘の中耳炎にかかる頻度が少なくなるとともに、風邪も引きにくくなりました。

私も免疫力のない方で、風邪を引くと何カ月も引いてるタイプだったのですが、すぐに治るようになったので、びっくりしたものです。

やはり「食は命」ですね。

でも、いくらちゃんと食べても、運動をしないと体中に栄養が行き渡らないので、ヨガやアクアビクスを中心にムリせずに続けるようにしています。

ふと気がつくと、別段こだわったわけでもないのに、コスメも、食事も、運動も、いつのまにか自分の好みにあった、自然で、安心できるものをチョイスするようになってたみたいです。

(文:田村翔子)

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